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私が准看護師になったのは、「このまま働くなら学校に行って資格をとったら？勿体無いよ。」という同期入職の准看護師の方の一言がきっかけでした。
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准看護師となった今、まだまだ勉強が必要な日々ですが、患者さんに寄り添い、患者さんやご家族に喜んでもらえる看護の仕事にとてもやりがいを感じています。
自分にできる限りのスキルアップを図り、一人前になれるよう頑張ります。

こんにちは。私は、准看護師の資格を取得後16年間勤務するなかで、患者さんとの信頼関係を築くことの大切さを学びました。
私は、准看護師として働きはじめた当初、患者さんのために看護学校で学んだ事を実践しようと一生懸命に援助していましたが、その患者さんの反応が良くないことに気づきました。なぜなのか理由を考えてわかったことは、私は自分の気持ちを先行し、患者さんが求めていることが何なのか（どういった事で困り援助してもらいたいのか）という一番大切な部分を忘れていたのです。このとき、看護学校でたくさんのことを学んで知識を得ても、患者さんとの信頼関係がないと何も出来ないのだと実践を通して学ぶことができました。
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　私は、経済的な理由から大学を中退し、家族との不和もあり悲観的なことしか考えられず、自暴自棄となって家出同然で高速バスに乗り込み上京しました。当時は、お金もなく友人宅を転々とし、野宿する日もあり、毎日ただ何となく生活をしていた私に、知人が諭すように「自分の趣味のある仕事を探してはどうか」と真剣なまなざしで話してくれました。知人は、毎日投げやりに過ごしている私の姿を見るに見かねて、声をかけてくれたのだそうです。
　その声に後押しされる形で私は「自分だけが苦しんでいるわけじゃない。苦しみを抱えて生きている人がいる場所に身をおきたい」との思いが沸き、精神科病院の清掃アルバイトとして働きだしました。ハードな業務に疲弊しながらも、患者さんとのふれあいが楽しく、あっという間に2年の歳月が過ぎました。
　そんなある日、何度か話したことのある看護師長さんから「患者さんと話すことが好きみたいだね。准看護学校に行ってみないか。働きながら資格がとれるよ」と誘われ、悩んだ末に入学することにしました。奨学金制度を利用し、半日は看護助手として勤務し、半日は通学して勉強という日々を2年間送り、無事に資格を取得することができました。その後、そのまま病院に准看護師として勤務し今年で9年目、来年には更なるステップアップを目指して通信制での進学を考えています。
金銭的理由や様々な事情を抱えていても、准看護師への道は開かれています。
皆さんも気負わずに、一歩、踏み出してみてください。

　私の母は准看護師です。小さい頃よく体調を崩した私は、母に学校まで迎えにきてもらい、母の職場で仕事が終わるのを待っていました。そんな母の働く姿を間近で感じ、誇らしく思うと同時に、看護師という職業に憧れを抱くようになりました。
しかし、高校で進路を考えるとき悩みながらも看護師とは違う道に進みました。就職先での仕事はそれぞれに面白かったけれど、心の中には看護師への憧れがずっと残っていました。その後地元へ戻り、私は母の母校で准看護師の資格を取得しました。
現在、私も母となりました。親としても、准看護師としても、まだまだなのかもしれないけれど、母の背中を追い越せるようこれからも学んでいきたいと思っています。

　家庭の事情で大学進学が叶わなかった私の原点は、高校の衛生看護科で18歳のときに取得した准看護師免許にあります。当時は『これで生活していける』と、どれだけ安心したことでしょう。 その後、進学をして看護師資格（国家資格）を取得し、急性期から在宅保健までいろいろな臨床現場で働き、その経験をもとに准看護師養成所に転職しました。そしてさらに、6年かけて大学も卒業し専任教員となりました。 　格差社会とよばれる近年の日本において、中卒からのキャリア形成、多様な人生経験ののちにも選べるステップとしての准看護師制度は社会的にも必要だと思います。
皆さんも、気おくれせずチャレンジしてください。

　私が小学生の頃、同級生に手足の不自由な友人がいて、歩いたり、階段を上る際には、よく手や肩をかしていたことを覚えています。そのことから、先生からもその子の面倒は、私がみてくれているのだと思われていたようでした。とくに誰から言われたわけでもなく自然にお世話をしていたのも、家庭環境が関係していたのかもしれません。私の父は、年齢とともに視力が低下する病気であるため（現在、障害者1級）、父の視力を補うべく幼い頃からお世話をすることが当たり前だったのです。
　また、学生時代にはアメリカのテレビドラマ「ER」に出てくるハサウェイ看護師に憧れていました。しかし、就職の時期を迎える頃には「私なんか無理、看護学校にも行ってないし、行く自信もないし」と諦めてしまい、医療業種とは異なる接客・販売業に就きました。今思うと、幼い頃からの反発もあったのかもしれません。でも、接客・販売のお仕事は楽しかったです。全く見たことのない服や宝石、時計を目にし、住む世界の違う人達に商品を勧め販売をしていました。
　そんな私の転機となったのが離婚でした。子供もいて、さてこの先どうしようかと道に迷ったとき幼い頃の記憶が蘇りました。幼い頃は抵抗なく普通に行えていたことが、成長とともに『かっこ悪い。恥ずかしい』と思ってしまったこと。そんな昔のことを思い出していました。そして、『30代半ばからの再スタート。いまならできるはず。頑張ってみよう』そう思い、A病院に看護助手として入職し、翌春から職場や実家の協力を十分に受けながら准看護学校通い2年後に卒業できました。
　今では、お世話になったA病院で准看護師として働いています。患者さんや先輩看護師に支えられ、充実した毎日を過ごしています。学ぶべきことは、まだまだたくさんあります。これからも一人前の准看護師を目指し頑張りたいたいと思っています。

働きながら収入を得て、今の生活を維持したまま学校に行けることは大きなメリットだと思う。また、10代から50代までのいろんな経歴をもつ人が学んでいたので、よい人生経験にもなった。

私が、准看護師を目指すきっかけとなったのは、子供が出来た事です。出産後、病院に行く機会が増え、たくさんの患者さんや看護師さんに会ったり、体験談などを読んだり、聞いたりするなかで、今度は自分が不安でいっぱいの患者さんの役に少しでも立てればと思いました。
私は、これをきっかけに、託児所が完備された病院で働きながら准看護師となり、早いもので20年が経ちました。いまは、関わる楽しさがモチベーションに繋がっています。ただ、ここにたどり着くまでに結構大変な思いをしたことも確かです。人の生命や健康に関わる専門職なので、辛いことの方が多いのも事実です。それでも続けているのは、自分が選んだ職業であり、目指すきっかけとなった自分の気持ちが『看護の原点』となっているからだと思います。